【復活!やまのぼらー】第3話-道を間違えても戻れば良い

トップ> 登山・キャンプ> 復活!やまのぼらー・リメイク版> 【復活!やまのぼらー】第3話-道を間違えても戻れば良い

登山口へ

全てを投げ出して山へ…!

何だか煮え切らない思いを吹き飛ばすため、勢いで相模湖まで来た私は、湖畔で吹き抜ける風を浴びていた。

相模湖駅から城山登山口までは徒歩約1時間、ひたすら歩道を歩きます。
歩き始めたのは午後2時でした。こんな時間に山に入る人はなかなかいないため、人とほとんど出会いません。
仮に城山を目指す人がいたとしても、その人達はバスでアプローチしているため、出会うことは無いでしょう。
私は、バスを調べていなかったのでバスに乗れず、タイムロスが1時間も発生してしまいました。

最初の目的地は弁天橋。この橋を渡ると、相模湖の湖面から一気に標高が上がります。
…ところが、いつまで歩いても見えてこない弁天橋への別れ道。看板があるだろうと呑気に歩いていたのが「あだ」となり、時間的にはすでに着いているはずなのに、一向にたどり着けませんでした。

徐々に大きくなる不安を抱え、そろそろ確認しようと思い始めた頃、1台の車が止まりました。
「駅行くの?」と窓を開けて聞いてくれたのは、地元の方でした。
弁天橋に行きたいと伝えると、「学校のところを曲がるんだよー」と明るく教えてくれました。ありがとうおじさん!

戻ってみると、しっかり看板も付いていて、どうして見逃してしまったんだ…と若干ヘコみつつ、正規の道へ。
地図をちゃんと頭に入れるか、持ってこないといけないなと思いました…
復活の一歩目にして大失敗。ですが、このおかげで、山への準備の必要性を再認識出来ました。

無事に弁天橋へとたどり着くと、そこは緑にあふれる場所でした。
ひと休みしようかとカバンを下ろすと、目の前に大きなスズメバチが…!!!
ブーンという大きな羽音を立て、それだけでも恐怖を煽ります。
不意打ちに心拍数が急上昇するなか、登山開始。
弁天橋から城山登山口まで、10分ほどの急斜面が続きます。

ぜーぜーはーはー、息を切らしながら一気に登ったため、あっという間に滝のような汗。
体力の衰えを感じながら、登山口までの住宅街を抜けます。

今回の登山は失敗するかもな…

そう思いながら、私は城山登山口へと到着しました。

inserted by FC2 system