第4話-沖縄の聖地に行く

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オーシャンビュー

初日に沖縄に着いたのが夕方だったため、青空や青い海をまだ見ていなかった私は、2日目の晴れ渡った青空を見て、沖縄の旅が楽しいものになることを改めて確信しました。

前日の誓いを胸に、早速、朝風呂に入りに行った私たちを待っていたのは、それはそれは美しいオーシャンビューでした。
猿人の湯に浸かりながら、大きな窓から見えるオーシャンビューを眺めると、自分自身がとても幸せな空間に包まれているような、自然と笑顔が溢れるような気持ちになりました。

子供の頃は、温泉に入ることの楽しさを理解できませんでした。なぜなら、お風呂に入ることさえもそんなに好きではなく、ただ熱いお湯に浸からなければならない事ばかりを考えていて、温泉に入る気持ち良さを知らなかったからだと思います。
しかし、大人になって、特に山に登るようになってから、温泉に入る機会が増え、気持ち良さが分かるようになりました。

その温泉に入る気持ち良さと、良い景色を見る気持ち良さが合わさって、1日を最高の形でスタートさせました。

【窓からの眺めで最高の旅を予感】

2日目の最初の目的地は、斎場御嶽(せーふぁーうたき)という沖縄の聖地になっていました。
前日の作戦会議では、日の出の時間帯を聖地で迎えようという話でしたが、朝調べてみるとそもそも入場できないことがわかり、しっかりと朝風呂に入ることに変更しました。

斎場御嶽に向かう道すがら、「ニライカナイ橋」という橋を経由しました。ここは、全長660メートルという長く、絶景を見渡すことのできる橋です。

ここでも再びオーシャンブルーを見ることが出来ました。
ニライカナイとは、海の向こうにある理想郷という意味だそうで、確かに理想郷を感じるような場所でした。
大パノラマすぎて、写真にはうまく収めることが出来ませんでしたので、みなさまもご自身の目で確かめてみてください。

【ニライカナイ橋からの眺め】

斎場御嶽

沖縄に来て感じたことの一つに、地名がさっぱり読めないという問題があります。斎場御嶽についても、東京出身の私には読めず、最初に言葉を耳で聞いたときは、何を言っているのか聞き取れませんでした。
ただ、その現地の言葉や方言について、私はとても面白いと感じてしまう人なので、分からないなりに楽しんでいました。

斎場御嶽に行く人の駐車場となっている道の駅「がんじゅう駅」に車を止め、券売機で入場券を購入しました。
ここから、斎場御嶽まで歩いて行くことになります。

【道中で気持ちよさそうに寝ている猫さん】

斎場御嶽の入り口の建物では、注意事項や斎場御嶽についての説明を行うビデオを見ました。神聖な場所なので気を付けるように、という注意でした。
私は神様の存在などを信じているので、神聖な場所と聞くと無礼が無いように最新の注意を払うようにしています。

【斎場御嶽の入り口】

入り口から中に入ると、石畳の敷かれた森の中を進みます。一歩踏み入っただけで、神聖な空気が流れているような静けさに包まれました。
沖縄の森は、本州で普段私が登っている山のような森と違い、木々は自由に伸びている印象がありました。

【森の中は神聖な空気です】

森の中ということもあるかと思いますが、気温がぐっと下がったような印象を受けました。ヒンヤリとした透き通った空気のようで、吸い込むだけでパワーをもらえるようなそんな印象を受けました。

斎場御嶽一番奥の祭壇からは、また海を見ることが出来て、その先には「神の島」と呼ばれる島が見えます。
祈りを捧げる人も、神の島を見ながら祈りを捧げていたと思うと神聖な気持ちになります。

【神の島を望む】

一番奥の祭壇には、斎場御嶽と言ったらコレと言わんばかりに、宣伝やホームページでも見かける、岩が作った三角形の空間があります。
自然に出来たにしては不思議な形をしているので、私はこの空間にもお祈りしました。(意味があるか分かりませんが。)

そんな形で沖縄の聖地へと足を踏み入れた私は、周りの荘厳で神聖な空気に身を包まれ、凛とした気を身にまといました。
山や森のエネルギーは、やっぱり良いものですね。

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