オブジェクト名の変更
ここから、いよいよプログラムをガリガリ書いていきたいと思います。その前に、一つ設定を行います。 現状、画面上に置いてあるオブジェクトはラベル一つですが、後々オブジェクトが増えることを想定して、オブジェクトに分かりやすい名前を付けておきましょう。 前章で、オブジェクトの設定はプロパティウィンドウで行うことを学習しましたね。オブジェクト名も同じくプロパティにあり、「Name」という項目で設定しています。 Nameの項目を「lblOutput」に書き換えてください。

何やらエラーが発生していて実行できない場合はコチラをチェック(工事中) リンク先:イベントを設定してからオブジェクト名を変更してしまった時の対処法
フォームロードイベントの作成
C#でプログラムを記述するためには、そのプログラムを「いつ実行するか」という情報が必要となります。 例えば、プログラムを実行するのが「画面上のボタンが押された時」であれば、ボタンが押されたタイミングで動かしたいプログラムを「ボタンが押されたときに動き出すプログラム」の位置に記述します。 百聞は一見にしかずなので、まずはプログラムを書いてみましょう。 フォームデザイン上の、画像のあたりをダブルクリックしてみてください。


プログラムからラベル表記を変更する
ラベルの表記を変更するために、以下のようにプログラムを書き加えます。
private void Form1_Load(object sender, EventArgs e)
{
lblOutput.Text = "こんにちは"; //この行を書き加える
}
書けたでしょうか?
それでは、実行してみましょう。どうなりましたか?

何やらエラーが発生していて実行できない場合は以下をチェック! ・記述するべき場所を間違えていないか ・大文字小文字が間違っていないか ・行の最後に「;(セミコロン)」はついているか ・「こんにちは」を挟んでいるのは「"(ダブルクォーテーション)」になっているか
プログラムの基本・右辺を左辺に入れる
プログラムを学ぶにあたって、どんなことよりも最初に覚えてもらいたいことがあります。 「=(イコール)で結ばれている時、右辺のものを左辺に入れる」 ということです。これは、どの言語においても共通の事なので、とても大切です。 今回、このプログラムで行ったことは、「こんにちは」という文字(右辺)を「ラベルのTextプロパティ(左辺)」に入れるということをしました。 フォームの上に置いたラベルというオブジェクトの設定を変更するには、プロパティウィンドウを編集しましたが、この手順をプログラムから行うことが出来ます。
オブジェクト名.プロパティ名
オブジェクト名の後ろに「.(ピリオド)」を書き、その後ろにプロパティ名を記載することで、オブジェクトのプロパティを指定することが出来ます。
そのため、lblOutputのプロパティ、「Text」を指定するには、「lblOutput.Text」となります。
lblOutput.Textに、「こんにちは」という文字を入れることで、「Hello World」が設定されていたプロパティが上書きされ、表示が「こんにちは」になりました。
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